2009年10月15日
お仕事にとっても大切な考え方!
中山政男先生の黒板POP教室
中山先生は、日本で最初のPOPライターです。
先生は、学生時代にデザインの勉強をしていました。そんな時にスーパーマーケット
でアルバイトをして、はじめてPOPを書きます。POPと出会ったと言った方がいいかも
知れません。POPを書くと、とにかく商品が売れたそうです。
それからPOPにほれ込み40数年。その後、日本で初めて新宿紀伊国屋の9階にPOP教室
を作ります。20数年前、コンピューターPOPシステムに携わったのも先生です。パソ
コンのPOP文字(フォント)を最初に作ったのも先生でした。
その後、通信教育などで全国各地に多くのPOPライターを育てる傍ら、ジャスコをは
じめとして全国のスーパーマーケットで指導をしてきました。POPに関する本や、POP
を描くために開発した商品も多数あります。
現在も顧問先を中心に精力的に全国を回られています。今回も、鹿児島、大阪などで
指導をして、昨日、静岡に入っていただきました。
POPは、書くではなく、『描く』。そして『つくる』。
実は、POPで売れたのではなく、商品のことをお客さんに伝えたいという気持ちがお
客さんに伝わったからこそ売れたんだと気が付いた。自分たちがほれ込んで仕入れた
・作った商品をしっかりとお客さんに伝えなければ、お客さんは商品に関心を持って
くれない。ましてや、手に取ったり、買ったりしてくれない。今、どんな業界も厳し
いと言われていますが、いいお店は必ずいろいろな工夫をして、いいお店にしようと
努力し、売上を伸ばしています。
POPは『買い場』の広告
お客さんが来てくれる場所だから、売場の広告ではなく、買い場の広告を作りまし
ょう。
買う側の立場に立って広告を作りましょう。
よくあるのが、安いよ!というだけの広告。安い、というのは売る側の考えであり
安いか高いかはお客様が決めることです。
POPは『オネスト(正直)カード』でありたい
商品を並べて商品名と値段だけ書いてあるだけでは不親切。
食材であれば、甘さ、酸味、やわらかさ、・・・。下ごしらえの仕方やお薦めレシ
ピなど、商品をつくったり、仕入れたり販売している人が持っている情報を、たと
えいい情報でなくても、「今年は水不足のために甘さがありません」など正直に伝
えることが大切です。隠さない。それがお客様の立場に立った広告です。
現場のスタッフだって、売らんがための『安い・甘い・限定』など嘘のPOPは描き
たくないですよね。
手描きPOPが流行っています!
手描きは、手早くさっと描ける。温かみがある。手描きだとスタッフが仕事に対す
る気持ちが伝わってくる。
POPは、お店のことや商品のことを伝えるための大切なツール。本当は、スタッフ
がしなければならないことですが、店の前に立ってご案内することや、ひとつ1つ
の商品をお客様に伝えることには限度もありますし、お客さんも丁寧に説明されて
も困ってしまう場合がありますよね。だから、入口にも、店内にも、商品にもPOP
が大切なんです。
でも、分からない・読みにくい文字というのはどうだろう?特別上手く描けなくて
も、一生懸命丁寧に気持ちを込めて描くことから始めましょう。
手描きにはコツがある
第1のポイントは、店内のPOPの統一性。まず、同じような文字、同じような数字
で統一しましょう。
第2のポイントは、スペース。前後、左右のスペースを均等にとり、バランスを考
えて描く。
第3のポイントは、ひとつのかたまりを1つの文字のように考えて描く。
第4のポイントは、レイアウト。紙を縦に置くのか、横に置くのか。頭の中で内容
をイメージして配置に気を付ける。
これだけで文字がそこそこでも上手に見える。
最後に
あらためて、POPというものは、販売のためのツールでもあるが、売り手の販売意
識の表れでもある。
POPを見れば販売意識が分かり、商品管理の様子まで分かる。
季節感のない古いPOPがずっと付いていたり、POPが汚れたり読みにくくなっていた
りするようでは商品に対する愛情は感じられない。すなわち、POPづくりはお店づく
りであり、POPを意識するということが、お客さんや商品を意識している、いつも気
にかけているということなのです。
POPを意識しない人は、『せい病』になっている人が多い。景気のせい、商品のせい
、人が通らないせい、大型店のせい、行政のせい、・・・あなたは大丈夫ですか?
もう一度、あなたのお店のPOPを見直してみませんか?
そのために、あなたが買い物をする時に様々なPOPを意識して見て、自分のお店に生
かせるところを探してみてはいかがでしょう?
皆さんのお店が、スタッフが楽しく仕事ができて、お客さんもワクワクするようなお
店になることを、心から願っています。
中山先生は、日本で最初のPOPライターです。
先生は、学生時代にデザインの勉強をしていました。そんな時にスーパーマーケット
でアルバイトをして、はじめてPOPを書きます。POPと出会ったと言った方がいいかも
知れません。POPを書くと、とにかく商品が売れたそうです。
それからPOPにほれ込み40数年。その後、日本で初めて新宿紀伊国屋の9階にPOP教室
を作ります。20数年前、コンピューターPOPシステムに携わったのも先生です。パソ
コンのPOP文字(フォント)を最初に作ったのも先生でした。
その後、通信教育などで全国各地に多くのPOPライターを育てる傍ら、ジャスコをは
じめとして全国のスーパーマーケットで指導をしてきました。POPに関する本や、POP
を描くために開発した商品も多数あります。
現在も顧問先を中心に精力的に全国を回られています。今回も、鹿児島、大阪などで
指導をして、昨日、静岡に入っていただきました。
POPは、書くではなく、『描く』。そして『つくる』。
実は、POPで売れたのではなく、商品のことをお客さんに伝えたいという気持ちがお
客さんに伝わったからこそ売れたんだと気が付いた。自分たちがほれ込んで仕入れた
・作った商品をしっかりとお客さんに伝えなければ、お客さんは商品に関心を持って
くれない。ましてや、手に取ったり、買ったりしてくれない。今、どんな業界も厳し
いと言われていますが、いいお店は必ずいろいろな工夫をして、いいお店にしようと
努力し、売上を伸ばしています。
POPは『買い場』の広告
お客さんが来てくれる場所だから、売場の広告ではなく、買い場の広告を作りまし
ょう。
買う側の立場に立って広告を作りましょう。
よくあるのが、安いよ!というだけの広告。安い、というのは売る側の考えであり
安いか高いかはお客様が決めることです。
POPは『オネスト(正直)カード』でありたい
商品を並べて商品名と値段だけ書いてあるだけでは不親切。
食材であれば、甘さ、酸味、やわらかさ、・・・。下ごしらえの仕方やお薦めレシ
ピなど、商品をつくったり、仕入れたり販売している人が持っている情報を、たと
えいい情報でなくても、「今年は水不足のために甘さがありません」など正直に伝
えることが大切です。隠さない。それがお客様の立場に立った広告です。
現場のスタッフだって、売らんがための『安い・甘い・限定』など嘘のPOPは描き
たくないですよね。
手描きPOPが流行っています!
手描きは、手早くさっと描ける。温かみがある。手描きだとスタッフが仕事に対す
る気持ちが伝わってくる。
POPは、お店のことや商品のことを伝えるための大切なツール。本当は、スタッフ
がしなければならないことですが、店の前に立ってご案内することや、ひとつ1つ
の商品をお客様に伝えることには限度もありますし、お客さんも丁寧に説明されて
も困ってしまう場合がありますよね。だから、入口にも、店内にも、商品にもPOP
が大切なんです。
でも、分からない・読みにくい文字というのはどうだろう?特別上手く描けなくて
も、一生懸命丁寧に気持ちを込めて描くことから始めましょう。
手描きにはコツがある
第1のポイントは、店内のPOPの統一性。まず、同じような文字、同じような数字
で統一しましょう。
第2のポイントは、スペース。前後、左右のスペースを均等にとり、バランスを考
えて描く。
第3のポイントは、ひとつのかたまりを1つの文字のように考えて描く。
第4のポイントは、レイアウト。紙を縦に置くのか、横に置くのか。頭の中で内容
をイメージして配置に気を付ける。
これだけで文字がそこそこでも上手に見える。
最後に
あらためて、POPというものは、販売のためのツールでもあるが、売り手の販売意
識の表れでもある。
POPを見れば販売意識が分かり、商品管理の様子まで分かる。
季節感のない古いPOPがずっと付いていたり、POPが汚れたり読みにくくなっていた
りするようでは商品に対する愛情は感じられない。すなわち、POPづくりはお店づく
りであり、POPを意識するということが、お客さんや商品を意識している、いつも気
にかけているということなのです。
POPを意識しない人は、『せい病』になっている人が多い。景気のせい、商品のせい
、人が通らないせい、大型店のせい、行政のせい、・・・あなたは大丈夫ですか?
もう一度、あなたのお店のPOPを見直してみませんか?
そのために、あなたが買い物をする時に様々なPOPを意識して見て、自分のお店に生
かせるところを探してみてはいかがでしょう?
皆さんのお店が、スタッフが楽しく仕事ができて、お客さんもワクワクするようなお
店になることを、心から願っています。
Posted by 考動研究会 at
23:31
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