2015年05月31日

高萩徳宗さんの「経営者のための勉強会」まとめ @考動研究会

高萩さんのお話を伺っていると、中小企業であれば、
業績は経営者次第、ということがわかります。


高萩さんは、ベルテンポトラベルという旅行代理店の現場の最前線で
お客様、商品、サービス、地域をみて感じたことを私たちに話してくれます。


そして、その話を聞き参加者の私たちが自分の頭で考えるのです!



昨日の勉強会でも、高萩さんからお話していただきました。

売上が落ちているとするならば、その原因がどこにあるのか、
経営者自身が理解できていない、真剣に考えていない。

それで、人のせい、景気のせい、お客様を見ていない、そもそも見ている
ところが間違っている。

経営を他人任せにしてはいけません。
一生懸命やればいいというわけではありません。
自分の頭で考えてください。

業界・地域で、さんせーいとかはんたーい、とか言っているだけでは
ダメです。

業界・地域以外の会社に足元を救われます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今日の日本経済新聞「きょうのことば」に、タクシーの規制強化の
ことが書いてあります。

法人タクシーの適正台数と実際の台数の差を目安に運輸局が減車
計画を策定しているようですが、そんな事を私たちは知りません。
実際にはタクシーがあふれかえっています。
そして、そんなタクシーを多くの人が利用していないように感じます。

私は何故利用しないのか考えます。
私の仮説は、タクシーのマナーが悪い、という印象を持っている、です。

車の運転をする人であれば、一部のタクシーの運転手の乱暴な運転に
辟易したことがあるのではないでしょうか。
また、利用した時の感じの悪さも1度や2度ではないでしょう。

あなたはそうは思わない、なら読み流してくださいね。

業界自体がどんなものなのか知りませんが、業界ばかり見ている間は
良くならないと思った方がいいかもしれません。
一部の真面目な運転手さんが気の毒です。


何のために自分は商売をしているのか、
誰のために自分は商売しているのか、
お客様は、もしくは今お客様ではない人が何を求めているのか、
真剣に考えれば答えが出てきます。

それを、考えるのも、決めるのも、経営者の仕事です。



今日の産経新聞、産経抄には、
企業とは、社会がつける「通信簿」に衰弱を委ねる生き物である。
生活者の息づかいを聞かずして、モノづくりを語るなかれ。
(一部を引用)
と書かれています。

まさに、企業の業績は、お客様からの評価です。

お客様をみないで商品やサービスだけを提供していてもダメで、
今、何がどのように変化しているのかを感じ取れないのであれば、
いざ経営状況が悪化した時に何が問題の本質を理解することは
できないでしょう。
(立派な言い訳はできると思いますが・・・。)

経営者が勉強会に出なくても、アンテナを高く張っていればそれは
それでいいのだと思います。

でも、経営状態がよくないのであれば、どう考えたらいいのか、
何から考えるのか、そもそも、考えることとは何か、から勉強した方が
いいかもしれませんね。

哲学みたいですが、大切なのは哲学なんだということです。


あくまで、考えて、決めるのは経営者自身ですが・・・。



もし、いい商品、いいサービスを提供できるのであれば、それを必要と
しているお客様にしっかりと伝えなければなりませんね。

お客様は非常に敏感ですから、伝え方がとても重要になります。


ちゃんと経営している中小企業は間違いなく業績を伸ばせる。

根拠はありませんが、私は信じ切っています。



次回の高萩さんの勉強会の日程は決まっていません。
決まっていませんが、決まり次第ご報告させていただきますね。

  


Posted by 考動研究会 at 17:57Comments(0)考動研究会